こんにちは!Rinです☆
久しぶりの更新になってしまいました(;´・ω・)
今日は波真田かもめさんの「たとえばこんな恋のはなし」です。
こちらは実録BLだそうで、実際にモデルとなったお二人がいます。
ノンケ×ゲイのリアルな恋物語を1冊にしたノンフィクション作品です!
「たとえばこんな恋のはなし」作品紹介・あらすじ
「男」が好きな「男」に恋しなきゃ……。高校時代の失恋からノンケに恋をしちゃいけないと、恋愛自体を諦めていた明良。趣味の料理ブログにある日、「料理が上手なのはホモだからですか?」という失礼なコメントがつく。犯人は九州で働く真面目でまっすぐ“過ぎる”優だった。そんな優が突然、同居したいと押し掛けてきて――!?
ノンケ×ゲイ、現在進行形の実録BL。その後のエピソードと、明良のモデル、柳 賢斗さんのインタビューを収録!
[aside type="warning"]以下、ネタバレ含みます。ご注意ください。[/st-mybox]
登場人物 攻&受
[colwrap] [col2]《攻》
南条 優 (なんじょう まさる)
・とにかく真面目で不器用
・九州男児のノンケ[/col2] [col2]《受》
高森 明良 (たかもり あきら)
・明るくて料理上手なゲイ
・しっかりしているようでたまにいい加減[/col2] [/colwrap]
BLコミック「たとえばこんな恋のはなし」 Rinの感想
業界初の実録BLということで、どんな感じなんだろ?と思い手に取ってみました!
明良はいつも明るくてニコニコしてて、色々苦労してる分年齢の割に周りへの気遣いや寛大さがある子だなぁという印象でした。
明良を見ていて「よく笑う人はよく泣いた人」という言葉が当てはまる子だなぁと思いました。
優はかなり変わってるなぁって思いました!
少なくとも身近にはいないタイプだなぁと。笑
「東京に転勤になったし明良が好きだから同居したい」とか「自分が男に惚れるとは思ってもみなかった」とか「付き合っている人がいても君を好きでいることに問題はない(けど横恋慕みたいなことは避けたい)」などなど。
こんなことってあるんだ!?と思いました。
ただ、そのちょっと(?)ズレている頑固で真面目な真っ直ぐさがあるからこそなのかなぁとも思いましたよ(^^)
お互い元々見た目はタイプじゃないし妥協で付き合うってことにもビックリしました。
優は元々ノンケだし、明良の付き合ってた(というかセフレ)は優とは真逆のタイプで、見た目は明良の高校時代に失恋した相手に少し似ているなぁ、明良はこんな感じの子が好きなのね、と思いました。
そんな2人が近づき恋をして、かけがえのない唯一無二の存在になるまで、お話はじっくりゆっくり進んで行きます。
手を繋ぐまで、キスをするまで、つまづきながらひとつひとつゆっくり山を越えて行く感じが、切なくもあたたかい。
本当に好きでも、触れ合うのはまた別なものでこれがリアルなのか…というのが私的にはまた盲点でした。
優の悪気はない咄嗟の反応には「これは傷つくなぁ」と思う場面がいくつかありましたねぇ。
そんなときは明良の
『優はやさしい やさしくて 真面目で オレの事 すごく好きで うそがなくて 時に残酷だ』
という言葉が胸にささりました。
それから「今日は手を繋ぎます」とか「今日はキスします」とか前もって優がメールで宣言して実践。
ひとつひとつクリアしていったり、それを続けていく毎にキスひとつでも段々と深くなっていたり、触れる指が意図を持ち始めたりと、お互いの気持ちの変化にもおのずと気付いていきました。
私もどうかこのままうまくいきますようにと思いながら読み進めました。
でもやはり同性故に必ずぶち当たるであろう壁が立ち塞がるんですね。
離ればなれの1年間
ある日、優が博多の実家に戻って見合いをする宣言をします。
しかもなんの前触れもなく突然。
そりゃ明良もポカーンですよ。
優の言い分は、
上京する前から見合い話があって、けじめをつける為にも1度帰省して形だけでも見合いしつ直接断ってくる。そして必ずここへ戻ってくる。
と…。
そこで2人はぶつかります。
そのときに初めて明良のことを優の家族(妹)に電話で打ち明けます。
明良も優の妹と話をして「お兄ちゃんをよろしくお願いします」と言われるのですが…
シンプルに考えると家族に認められて嬉しいことでもあるんでしょうが、現実それだけシンプルには考えられないですよね。
きっと当事者である明良にしかわからないような複雑な想いや、好きだからこそそのとき笑顔でさよならしようと思ったんだろうな、と。
なんだか泣けてきちゃいます。(/_;)
優は時間は少しかかるかもしれないけど必ず戻ると言い、出ていきます。
それから明良は優からのメールは一切返さず、無視し続けたメールがついに来なくなり…
優と離れて1年、優のことを想い自分から断ち切ろうとしながらも、もう終わったんだとプレゼントされたマフラーを抱きしめてる明良の姿には胸がギューとなりました(T-T)
だからこそ!
本当に帰ってきたときは、優の誠実さに感動!!!
1年って長いですよ、本当に!!!
(ノ_<)
その1年の間に優がしてたことにもちょっとビックリしましたが、優はこれから先の未来を明良と過ごすためってことしか考えてなかったんですね。
一切の連絡もつかない中で約束を守り信じ抜くって簡単なことではないけれど、優はこれっぽっちも疑うことなく身の回りの気になることを整理して家族にも納得してもらい約束通り帰って来たんですね(^^)
初めて結ばれるときも2人らしいやりとりもあり(笑)、ただそこにはたくさんのことを乗り越えてゆっくりじっくり本当に本当の恋になって芽生えた愛情がしっかりあって。
幸せそうな2人を見て、本当に良かった!おめでとう!!
って思いました!!!!*ଘ(੭*ˊᵕˋ)੭* ੈ✩‧₊˚
感想まとめ
実録BLと言えど「事実は小説よりも奇なり」という言葉があるように、客観的に見るとドラマのような話だなぁと思いました!
でもそれは私たちの身の回りのちょっとした出来事にだって言えることですよね!
何気ない出来事でも色んな偶然やご縁が重なって起こることだと思うと全てがドラマチックです☆
なので明良と優の出会いも、きっと会うべくして出会った2人なんだろうなと思いました!
広く考えて「人を好きになる」ってこういうことなのかなぁと。
最後の方には明良のモデルとなった方のプロフィールやインタビューが載っています!
例の1年間の気持ちが語られていたり、裏話や2人のきゅんきゅんエピソードや思い出の品々の写真などもたっぷりと(*≧艸≦)
個人的には優のモデルになった方のプロフィールやインタビュー記事も読んでみたいと強く思いました!(笑)
現在進行形で愛を育んでいるお2人は今どんな感じで過ごしているのかなぁって思ったりします(^^)
どうか末永くお幸せに…♡
と強く思える2人のリアルラブストーリーでした♪
ー Rin ー