ぱんこ。さんの人気BL漫画作品「ひねくれチェイサー」&「もっとひねくれチェイサー」のピュア&一途さを語ってみたいと思います♪
こちらの作品、面白いのは主人公の秀心が1作品目と2作品目ではキャラがガラリとかわっているんですよね。ツンツンキャラだったのにすごくかわいらしくなっているというのもこの作品の面白いところ。
ひねくれチェイサー/もっとひねくれチェイサーのコミックス情報
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満足度 ★★★★☆
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俺だけのヒーロー……だったはずなのに! なんで隣にいるのがそいつなんだ!
紘川秀心は昔、自分を助けてくれた小田嶋大和に惚れ、学校を転校してまで追いかけた。それなのに、大和の隣にはいつも幼馴染の岬がいて、秀心はイライラしてばかり。八つ当たりのように岬にちょっかいをかけては大和に怒られる日々。どんな感情でも自分に向けられるのが嬉しいが、ついには怒った大和にお仕置き(キス)されて――?
素直になれない二人が織り成す、少し遠回りな恋のお話。ちょっぴりエッチに可愛くお届けします。
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[aside type="warning"] 「ひねくれチェイサー」「もっとひねくれチェイサー」の感想は以下より。ネタバレ含みます。[/st-mybox]
登場人物とキャラ設定
大和 :(攻)岬の幼なじみ。最初は紘川が岬にちょっかいをかけるので警戒していた。
紘川 :(受)岬・大和とは2つ下の後輩。いじめられた過去を持つがその時に大和に助けられてから大和にあこがれる。だけどツンデレすぎて空回り・・・。お坊ちゃま。
キャラ設定としては、はっきりものを言う大和に対して紘川はあまり思ったことが口に出せないタイプ。だけど顔には良く気持ちが表れるので大和のことが好きだというのはダダ漏れ(笑)紘川はツンデレでちょっと意地っ張りな感じかと思いきや・・・とっても純粋で一途な子で可愛らしいです。
一方、大和は最後まで意志が強い!そして紘川の事を大事にしていく姿にキュンとなっていきます。
ストーリー冒頭では岬が当て馬かと思いきや・・・岬はあまり活躍はしません。
紘川の心の傷とヒーロー
紘川にはちょっとした心のの傷があります。父親との関係のこと、いじめられていた事。それでもあの時助けられた大和のことを考えるだけで力が湧いてくる・・・。
ほんとは大和に近づきたくてそばに居たくて仕方がないのですが、その方法が大和が大切にしている岬にちょっかいをかけるということだったんですね(n´ω`n)
大和にきつくされながらも少しずつ近づいていく2人ですが、近づくにつれ紘川がえらくかわいらしくなっていきます。紘川のかわいらしさに大和も少しずつ絆されていく過程が読んでて楽しいなと思うポイントの一つ。紘川の表情がかわいらしいのでぜひここは注目して読んでもらいたいです。
ゴタゴタはあったものの、大和も紘川のことが好きだと自覚し告白するシーンはちょっとぐっときます。あこがれだった自分のヒーローが自分だけのヒーローになったというのはいいフレーズだなと思いながら読みました。この大和の告白のシーン大好きです。
1巻は2人がくっつくところまでのお話しです。1巻・・・好きですね。なんていうかくっつくまでが一番面白かったりしますよねドラマとかでも。
やっぱりキュン要素ありでちょっと甘酸っぱいからでしょうか。
もっとひねくれチェイサー
二人が恋人同士になってからのストーリーです。ここからは・・・紘川(秀心)がもうね・・・可愛い!ひねくれ者な感じからすっごく純粋な子になっちゃって。ただただ大和大好き~!というのが伝わってきます。
ただここで問題が(笑)紘川はただ大和のそばに居たいだけだったので、恋人になってからの進展というのは全く考えてなかったのですね。
ここら辺でまたまた大和とズレちゃうのですが・・・一歩ずつ大人の階段を上っていく紘川が見ものですので楽しんで読んでみてください。
ちょっとイッちゃったくらいで「大人の階段を登ってしまった・・・」という紘川に「まだ一段目くらいじゃねーの」とボソっと言う大和も面白い。
家は嫌いだ・・・
そして2巻からは一気に紘川のお家事情が絡んできます。大和も紘川の家庭に何かしら問題があるのだろうというのは薄々気が付いているようでした。
なんていうか・・・お金持ち設定の親って2パターンありますよね。すんごく厳しい親と、フリーダムな感じの人と(笑)今回のこのひねくれチェイサーではおもいっきり厳しいお父さんでした(;'∀')そりゃ。。。帰りたくなくなるよねって思っちゃいます。
口ごたえは許さない!って・・・。紘川もそういう父親の態度が気に入らないのですよね。いつも言いたい事だけ言って去っていく・・・。まるで自分に感心がないかのようなふるまいが余計に父子の関係を疎遠にしてしまうのかもしれません。
いじめられていたことも、紘川はきちんと親に話せていたら何か変わったのかな?「お父さんの耳に入れたくない」なんか切なかったです。おとなしくしていれば、黙っていれば・・・そう思いながら過ごしてきた日々。だけれど大和と出会ったことがきっかけで紘川の心に変化があったのですよね。
なんでガマンしなきゃいけないんだ、お父さんは僕に期待などしていない。なら別にイイじゃないか。。。大和のそばへ行けばきっと違う自分になれる。そう信じて起こした事故。
結局はこれで前の学校には通えなくなり転校することになったんですね。
ここら辺はちょっと重めのストーリーになっていますが、紘川はもう限界だったのでしょうね。。。
2巻では大和と紘川はきちっと気持ちの上でも身体の上でも繋がります。
このつながったことで大和の気持ちにもある変化が。
「大学へ行きたい」
大和は卒業してそのまま働くつもりだったのですが、誰にも文句を言われないようにしっかり力をつけたいと思うようになります。
ずっと大和に出会ったことで変わっていく紘川を描いているのかと思っていましたが、大和も紘川と出合ったことで自分のことをしっかりと考えるようになってましたね。そういうのがすごく大好きなので読んでて2人とも頑張れ!って思ってしまいました。
もっとひねくれチェイサー2
一気にうまくいくかと思ったもっとひねくれチェイサー1巻の終わりでしたが・・・そう簡単にはいきませんでした(笑)
ダメだと思ってもやっぱり大和のそばにどうしても居たいと思う紘川ですが、大和は2人の関係のさらに先まで考えているので紘川の行動に納得いかない様子。自分の言ったことや思いが全然伝わっていないのだと思い始めてしまいます。
紘川の中心はすべて自分だということを認識している大和は、大学が県外だということが言えずにいました。ですが、ひょこっとやってきた紘川に大学の案内パンフを見られて知られてしまいます。県外に行ってしまうと思った紘川は大和が居なくなってしまうという気持ちから落ち込んでしまうのですね。。
ただ、一旦落ち込みはするのですが、大和の気持ちを知った紘川は「俺やっぱこのままじゃダメなんだ」と父親とも向き合う決心をします。父親との対話は・・・正直あまりぐっとくるような感情移入できるような感じではなかったんですよね。ちょっともったいないなぁと思ったりも。
ですがきちんと自分の気持ちを言うことができたというのは大きな一歩だったと思います。
たとえ離れていても
大学が県外だからと言ってこの2人に別れるという選択肢はないと言うのがすごく良かったです。大和は紘川を守りたい、それならばもっと自分が力をつけなければ・・・誰からも文句を言われないようにしなければと大学進学を選びました。大和もまたお父さんとちょっと話せた事で少しずつ変化があるのかなと思います。
最後はやっぱり紘川でしたね。大和と同じ大学に行く!と言っています。⇦絶対大和のほうが先に卒業しちゃうのに・・・また泣くんじゃないの?と思わないでもないです(笑)
えっこれで終わり?
という終わり方です(笑)なんていうか最後の3Pがね・・・えっ~これで終わりなのと思ってしまいました。急にびゅ~んって時系列飛んじゃうんだもの。もう少し読みたかったです・・・。
と思ったらこれはまだ続くと見ていいのでしょうか?Continueと書いてあったし。どうなのかな?
Conclusion
1巻~3巻までの感想を書きましたが、やはりくっつくまでが一番面白いなぁという印象です。紘川がもっとツンデレでもよかったかな?恋人になってからは最初のツンデレがガラリと変わっちゃったのでそれはそれで面白いのですが、私はツンデレ好きなのでもう少しツンデレ成分ほしかったです(n´ω`n)
大和はまっすぐですごくいいキャラだと思います。紘川もその大和のまっすぐさに救われているところもあると思うのですよね。これから2人がどうなっていくのか…楽しみです。ぜひ・・・お父さんに認められてほしいな。2人でお店か何かするのかな?と今からちょっと期待しています。
ということで感想でした。
ひねくれチェイサーの電子書籍情報
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ひねくれチェイサーシリーズ一覧
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