支え合い、生きてきた2人が望むものは・・・執着と一途愛は紙一重。
今回は篠崎マイさんの作品。【純潔センチメンタル】も読んだことがあるのですが、そちらよりは私は今回の愛したがリモノマニーの方が好きかなぁと思って感想を書くことにしました。
愛したがリモノマニー コミックス情報
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【手放すくらいなら、いっそ――】
透は自分の母親が起こした交通事故によって両親を失った少年・優也を引き取る事に。以来、互いに“家族”という温もりを求め、支え合うように暮らしていたが、いつしか優也さえいればそれでいい……と思うようになっていて……?
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[voice icon="/wp-content/uploads/2016/12/bat37.png" name="藤雪" type="l"]■続編収録含む
■絵柄がとても良い!
■2つの作品収録。どちらも一途モノ
■トータルでも満足度高い
■162Pで6チケはちょっと高い。
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[aside type="warning"] 愛したがりモノマニーの感想は以下より。感想にはネタバレ含みますのでご注意くださいませ。[/st-mybox]
愛したがりモノマニーの感想
こちらは面白い設定でした。といってもちょっとこの2人の関係には切ない事情もあったのですが・・・。
二人が出会うことになったのは、優也の両親が事故で二人とも亡くなったことでした。その原因が優也を引き取ることになった透の母親だったんですね。
透の母親が起こした事故によって両親がなくなってしまい、1人になった優也に「家族になろうよ」と言ってきたのが2人の始まり・・・。
ここから2人の奇妙な同居生活が始まっていきます。
ですが、いつしか透は庇護欲ではなく優也に違った感情を持つようになるんです。
お互い、誰かに求められながら生きたいそう思って身を寄せ合って生きて来たけれど優也は自分が透の重荷になってしまうと思って一人で生きていこうと決心します。
ここもね、、、自分も透と一緒にいたいと透と同じような感情を抱いているのに身を引こうとする優也がね、なんだか健気だなぁ~と思ったりもしました。
そう、絵柄は最高に好みなのですが、怒った顔とか意味ありげな顔がもう少し迫力あったらいいなぁと感じました。ここら辺がもっと絵に迫力があるとぐっと感情移入もしやすくなると思います(n´ω`n)
この2人は5年一緒に暮らしてきたけれど、お互いに本音という本音でぶつかってこなかったから最後にぶつかって気持ちを確かめ合ったことで本当に家族になれたのかもしれませんね。この2人の場合は・・・・違う感じの【家族】なのかもですが(n´ω`n)
あとは・・・透のお父さんとのエピが弱くて、お父さんが出てくるならもう少しガッツリと‼出てこないなら出てこないで良かったのかもしれないなぁと思ったりもします。どうしてもストーリーが短いのでお父さんとの確執はさらっと流れたけれどもっと読みたかった気もします。
でも透の母親とは離婚しているから直接的には透のすることには文句は言えないのかな・・・。
エロはちょろっとあります。絵柄がきれいなのでその辺でもエロく感じますね(n´ω`n)
ひみつ融解点 前後編
エロ
私はこれがこのコミックスの中で一番好きだったりもします。愛したがリモノマニーがちょっと切ない系な分、こちらは少しキュン度が高い作品だと思います。
登場人物は翔太と伊織。翔太は伊織のお姉さんの詩織さんにちょっと💛だったようですね。その詩織さんが結婚してしまい・・・
姉さんも結婚しちゃったことだし そろそろ俺にしませんか?
伊織は確かに何気にアピールしているけれど、そういうのに全く気が付かないというか冗談と受け取っている翔太がね・・・ちょっとここら辺は仕方ないけれどモヤモヤ(笑)
翔太と伊織は大学のバスケ部の先輩後輩で、卒業してからもずっと付き合いがある関係。こういうのもきっと伊織が努力してたんでしょうね。
翔太は、大学の時に膝を痛めてバスケはもうやらなくなってしまったようです。
それでもバスケが好きでスポーツ雑誌の職についた翔太。こういうスポーツをケガしてできなくなったストーリーはわりと暗かったりするのですが、このひみつ融解点は前向きなストーリーだからすごく読んでて好きだなぁと感じました。
好きな事をあきらめるというのはすごく勇気のいることだし未練も残るのですが、それよりさらに一歩進んで好きな事を違う視点で生かすというストーリーがいいですね。
そして2人をつなげるアイテムが登場。ケガした翔太に詩織(お姉ちゃん)があげた膝用のサポーター。
これもねぇ、最後に本当は伊織が選んで詩織に渡してほしいとお願いしたものだとわかるのですがこのエピを読んで伊織は本当はすごく健気男だったんだなぁと。
翔太が喜ぶだろうからと伊織が詩織にお願いしていたんですね。。。
大学の時の過去とうまくストーリーが合わさっててぐっと来ました。ここら辺は魅せ方がお上手です。
自分が選んだサポーターを詩織がくれたと喜んでいる翔太をみて「無理はしないでくださいよ」と優しそうに言う伊織のカットとか印象に残ります。
ただね~~~~このあとがえらく進展が早くてね。もっと翔太が考えたりモヤモヤしたりする展開が入ればよかったのですがあっさりだなぁと思っちゃいました。エロが読めたので良かったですけども!
こういうのはどこを取るかでしょうね。翔太の葛藤が読みたいなぁと思ったらエロはないでしょうし。
今回はエロがあってよかったのかなと思うことにしました。伊織が幸せそうですしね。。。叶ってよかったなぁと(n´ω`n)
純愛センチメンタル
この2人は・・・イケメン度とかわいらしさがパワーアップしてる!?!?と思いました(n´ω*n)でもこのコミックスに収録してある作品の中では一番古いんですね。2013年の作品でしたか・・・。
n)
そう思うと以前から絵柄がすっごくきれいでスバラシイ!それだけでもわたしには読む価値あるなぁと(n*´ω
純愛センチメンタルの2人はほのぼのストーリーでした。特に何かあるというわけでもなく・・・
綾瀬の両親が結局離婚したらしく・・・それがきっかけで自分も誰かと幸せになれたらいいなぁ~と思ったようです。
そう思ったらそういう風に思った自分に驚いたのと、東が変えてくれたんだと思ったら急に恥ずかしくなったのだそう。ここの綾瀬がえらくかわいくて(n´ω`n)この2人は安泰ですね!いい番外編だったと思います。
愛したがリモノマニー描き下ろし
こちらは、描き下ろしらしく💛 楽しんでくださいませ。優也のセリフにぎゅ~~ってしたくなるのもわかるなぁと思いながら読みました。描き下ろし良かったです。
まとめ
表題作がちょっとワケアリなカップルでしたが、執着・一途愛で読んでてキュンとなる(ほぼ優也に)作品でした。お互い求められて幸せを感じているのでこういう「執着愛」なら読んでても嫌にならないしむしろ楽しかったです。
ひみつ融解点は一途攻の伊織が良かった。伊織は私のドストライクでした。最後がやや駆け足になってしまったのでもう少し読みたかったなぁと思うものの前後編ということではうまくまとまってたように思います。
純潔センチメンタルは、コミックスを読んでからこちらの番外編を読んだ方がいいですね。東がイケメンすぎます。
ということで・・・私としてはすごく楽しめる1冊でした。特に絵柄が好き!もっとたくさん篠崎さんのコミックス読みたいなぁ~と思ったら2冊した電子では出ていないのですね(´;ω;`)今は商業で描かれていないのかしら?
同人誌は買わないので商業で連載してくれたらいいなぁ。
コミックス電子書籍情報(関連書籍含む)
※愛したがりモノマニーの作品の中に【純潔センチメンタル】の2人のその後が収録されています♪
篠崎マイ/その他作品情報
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