新年、あけましておめでとうございます!!
皆さま、どんなお正月をお過ごしでしょうか(^^)
私は風邪をひいてしまったようで、なんと12月31日から寝込んでおりました…笑
元々風邪っぴきが家にいたのでうつってしまったようで、割と強烈。
以前病院で貰った頓服薬に頼っちゃいました。(>_<)
まだ若干フラフラ〜っとしながらも、お薬の効果と2日連続で12時間くらいガッツリ寝たおかげで横になりながらマンガを読めるまでには回復(!?)
ずっと積んであった志水ゆきさんの「是-ZE-」を読みました!
もう、とにかくとても良かったです!!
全11巻+かみのほん、一気読みしました☆
素敵なカップルがたくさんなのですが、その中で私のお気に入りの2カップルのお話の感想を書きたいと思います(^^)
「是-ZE-」作品紹介・あらすじ
言葉の力で、相手を攻撃したり殺したりできる力を持つ『言霊師』。
三刀家の血を引く者の一部に現れる言霊師と、かれらの身代わりで傷を受ける、
生きた紙人形『紙様』の主従を中心に、運命の恋を激しく切なく描く、志水ゆきのドラマティックな大人気BL作品!!1・2巻は天涯孤独の青年・雷蔵(らいぞう)と主人のいない紙様・紺(こん)の初恋を描く『雷蔵×紺篇』。
3・4巻は亡き父親の紙様を強引に手に入れた玄間(げんま)と、彼に翻弄されつつ惹かれて行く氷見(ひみ)の烈火の恋を描いた『玄間×氷見篇』。
5・6巻は決して言霊を使わないと決めている隆成(りゅうせい)と、人間よりも優秀だと奢っている紙様・守夜(もりや)の雄×雄カップルを描いた『守夜×隆成篇』。
7・8巻は幼い頃から座敷牢にとじ込められて育った琴葉(ことは)と、その面倒を父のように兄のように見守ってきた紙様・近衛(このえ)の時間をかけて育む恋を描いた『近衛×琴葉篇』。
9巻はもっとも古く、滅びが近づく紙様・阿沙利(あさり)と、現在の三刀家頭首・彰伊(しょうい)のもっとも切ない奇跡の恋を描いた『彰伊×阿沙利篇』。
10・11巻は三刀家史上最強の言霊師・力一(りきいち)と、彼の為に紙様をつくりあげた人形師・和記(わき)、そしてそのふたりの間によりそう紙様・真鉄(まがね)を描いた完結篇『和記篇』。
[aside type="warning"]以下、ネタバレ含みます。ご注意ください。[/st-mybox]
「是-ZE-」Rinの感想
雷蔵(らいぞう) × 紺(こん)
雷蔵は幼い頃に両親を、昨冬祖母を亡くして住む家も失い、天涯孤独の身となってしまい、ハウスキーパーを務める代わりに三刀家に居候することになります。
この雷蔵、本当に真っ直ぐでピュアで優しい子なんですよね!
そんな雷蔵が紙様である紺に一目惚れをします。
紺はある理由で特定の言霊師がおらず、自分の存在意義を確かめるように、お金と引き換えに不特定の相手の傷を引き受けていました。
それで危ない目に遭うこともあったり、後に紺に言霊師がいないある理由の関係で連れ去られてしまったりするのですが、雷蔵は1番に紺の身を案じ助けに動きます。
とにかく紺を1番に考えて大切にし、大きな愛情で包み守ろうとする雷蔵の健気で真っ直ぐな想いは本当に心に響きます。
自分の為に泣いてくれる人がいるということや愛されるということを、少しずつ実感し受け入れていく紺。
好きという気持ちを知って感情が豊かになっていく様子にホッ。
雷蔵とおばあちゃんとの回想シーンはとても切なかったですね。
そして本当に素敵なおばあちゃんだと思いました。
2人で一緒に御墓参り出来て良かったなぁ。
きっとおばあちゃんも笑顔で祝福してくれてる(^^)
雷蔵×紺は、本当に可愛くって癒されるカップルです。
雷蔵のヘタレワンコっぷりが笑えるシーンもたくさんありますよ(*≧艸≦)
一般人の雷蔵と言霊師がいない紙様の紺ですが、立場とかそういうのを超えて通じ合えた2人がとても尊いです。
「雷蔵が死んだら 俺はたぶん 泣くと思う」
この言葉にはとても深ーい意味があるんですよね。
その意味は4巻で知ることになるのですが…
知ったときはもうかなりウルッときます(;ω;)
そして未遂続きだったラブの方も、めでたく結ばれて本当に良かったね♡
優しい気持ちにさせてくれる2人です(o^^o)
彰伊(しょうい) × 阿沙利(あさり)
女王様気質で最も旧い紙様の阿沙利と、阿沙利を一途に想い大事にしている現在の三刀家当主の彰伊。
1巻からちょこちょこ登場していた2人ですが、阿沙利は旧い紙様であるが故に力が弱まり白紙になる日が近づいていることを感じ取っていました。
彰伊もそれに気付いていて、外れた赤い糸の代わりと言って指輪を贈り永遠の愛を誓います。
そして指輪の内側に彫られていた言葉の重みと、それを見た阿沙利の涙…
紙様の涙の意味…
えっ、ウソでしょ!?ヤダ!待って!待って!
という展開で8巻が終わります。
そう、阿沙利がとうとう白紙になっちゃうんですね(ToT)
しかも彰伊が眠っている間に。
消えかけながら彰伊を呼ぶ阿沙利の姿と、目が覚めて遺された指輪と白紙になった阿沙利を抱きしめながら涙を流す彰伊の姿は本当に切なかった…
回想シーンを読むと、2人の出会いは決して優しいものではなく、むしろ残酷というか…。
紆余曲折ありながら長い年月をかけて、絆を作り深めていった2人だったということにまず驚きながらも、じーんとしました。
そして白紙になった阿沙利を再生させる為に、最善を尽くし全力を注ぐ彰伊、力を貸す琴葉と近衛、奥に秘めた想いがあり無駄だと煽りながらも人形師としての仕事をきっちりとこなした和記、あの世(?)で記憶がなくなったとしても約束を守るために行くと力一に伝えて戻った阿沙利。
全てが必要不可欠で、一つでも欠けたら叶わなかったんですよね、きっと。
それぞれの想いに切なくもグッときました。
奇跡が起こったときにはもう号泣。
もう一度指輪をはめて阿沙利が彰伊との約束を言葉にしたときには涙腺崩壊でした(/ _ ; )
とっても切ないお話でしたが、最後報われて本当に良かったです!
それぞれみんな素敵なカップルなのですが、その中でも私はこのカップルが1番好きです♡
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